今や、年収1000万円といっても、会社員の場合それほど豊かさを感じることはなくなりました。
インフレでお金の価値が下がっていることもありますが、税金や社会保険料などが差し引かれた「アフター・タックス」の金額が減っているからです。「増税メガネ」と揶揄される岸田首相は見えにくい方法で国民負担を増やす「ステルス増税」も進めています。
年収について、まず押さえておくべきことは、額面はあくまで「ビフォー・タックス」の金額に過ぎないということです。
会社から給与をもらって仕事をしていると、給料日に振り込まれるのは、税引き後(アフター・タックス)です。自分が使えるお金はその「アフター・タックス」だけに過ぎません。
税金が基本的に源泉徴収されています。いくら取られているかは、たまに気になることがあっても、真剣に計算してみることはほとんどありません。
そうなると振り込まれた手取りのを節約することでしか、手残りの資産を増やすことができないのです。