1枚5万円のチケットの中身が重要

 1枚5万円のチケットの中身は、お得で成果が出るものかどうかが極めて重要になります。前回のコラムで説明した「二倍の機能を半額で提供する」ことです。1枚5万円と聞いて、高いか安いかは内容次第ですよね。業界の同業他社と比べて、2倍の機能で半額の5万円で提供できたら、かなりお得なサービスになり、顧客が付きやすいのです。

4枚のチケットの割り振り方も重要

 サブスクリプションサービスは、継続してもらうことで双方ウィンウィンの状態が続くことになります。継続してもらうためには、毎月の4枚のチケットの使い方がかなり重要になります。おすすめは、毎月の4枚を使ってPDCAを回すことです。

 なお、PDCAとは「Plan→Do→Check→Action」サイクルの頭文字をとったもので、計画して実行して効果測定して修正案を実行するといった流れを繰り返すことで、プロジェクトを成功に導くという考えになります。これが奇麗に回ると、大概のプロジェクトは好転するため、このPDCAを回すことをおすすめします。

 具体的には、最初の1枚を顧客との会議で使用します。会議の中で、計画、効果測定の結果共有と改善のためのアドバイスを行います。残りの3枚で実行系の作業で消費します。全て実行系でなく1枚は効果測定などの分析に使っても良いのですが、実行系の作業が減るとどうしても成果が出にくくなります。とはいっても、顧客との会議で使用する1枚にかなり細かい計画や効果測定を盛り込むと、赤字になってプロジェクトが破綻します。

 顧客の会議で実行するPDCAのPCAは、シンプルな内容にして進める方がいいです。シンプルの方が得てして進みが迅速で、迅速さによって成果が出やすくなります。筆者はチケットが4枚セットの場合、PDCAのPCAを1枚で消費し、残りの3枚でDoの実行をするようにしています。

 いかがでしょうか。今回は月額20万円のサブスクリプションサービスの考え方を紹介しました。あくまで一例ですので、業界・業種が違えば、もっといい案があるかもしれません。いろいろ試しながら良い案を作るといいと思います。次回は、PDCAを綺麗に持続的に回すためのコツについて説明したいと思います。(吉政創成・吉政忠志)

サラリーマン時代のノウハウで起業初年度2000万円を稼ぐ方法とは?~本論~
(画像=『BCN+R』より 引用)

提供元・BCN+R

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