暑さが峠を越す日として知られているのが「処暑」です。
しかし、具体的に「処暑」がどのような日を指すのかはわからない人もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では「処暑」について解説します。
目次
・「処暑」とは
・二十四節気の14番目
・二十四節気とは
・「処暑」があるのはいつ?
・2030年までの処暑
・伝統的七夕は処暑?
・国立天文台による「伝統的七夕」の定義
・2030年までの伝統的七夕となる日
・まとめ
「処暑」とは
ここでは「処暑」とは何かを解説します。
二十四節気の14番目
「処暑」は二十四節気の14番目に当たる日です。
毎年8月23日頃~9月6日頃が「処暑」の時期に当たります。
ただし、具体的に日付が決められているわけではありません。
現に「処暑」は「処暑の日」を指す場合もあれば「処暑(二十四節気の14番目)~白露(二十四節気の15番目)」の約15日間を指す場合もあります。
時期としては「立秋(二十四節気の13番目)」の次に位置します。
そのため、「処暑」は秋の訪れを感じさせる日でもあるといえるでしょう。
二十四節気とは
二十四節気は季節の移り変わりを「1年=24等分したもの」です。
現在の日本にも残っている「春分・夏至・秋分・冬至」などもこの二十四節気の区分から来ています。
二十四節気では春が訪れる1月初旬を立春、夏が訪れる5月初旬を立夏、秋が訪れる8月初旬を立秋、冬が訪れる11月初旬を立冬などと表現します。
そうした区分を季節の節目ごとに24等分したのが二十四節気です。
ただし、この二十四節気は太陽の動きに合わせて1年を24分割しているため、周期によっては1日前後することがあります。