謎の死と奇妙な目撃情報

 不可解な出来事はその後も続いた。ガーション・ホリスターは隣人ウィリアム・タナーの納屋を建設中に突然死した。タナーは、夜になると森から奇妙な生き物が出てくるのを目撃したと証言し、隣人もその主張を裏付けたという。彼らの証言はダドリータウンの不気味さをさらに際立たせるものとなった。

 1804年、さらなる悲劇が村を襲う。ハーマン・スウィフト将軍の妻、サラ・フェイ・スウィフトが自宅のベランダで落雷に遭い即死した。悲しみに暮れた将軍もまもなく亡くなり、町の暗い歴史に新たな1ページが加えられた。19世紀を通してダドリータウンの人口は徐々に減少し、住民は死亡するか町を去っていった。1900年頃には町は事実上無人となり、最後に残った家族も謎の死を遂げたとされている。

 20世紀初頭、ウィリアム・クラーク博士は別荘としてこの地域を使おうとした。しかし、1918年、ニューヨークから戻ると妻がパニック状態に陥っていた。周囲の森で奇妙な生き物を見たというのだ。恐怖を感じたクラーク博士は家を捨てたが、後にダーク・エントリー森林協会の設立を支援し、残された居住地の跡地と周囲の森の保全に尽力した。

完全に放棄されガチで立入禁止のゴーストタウン…「ダドリータウン」は呪われているのか
(画像=画像は「TikTok」より,『TOCANA』より 引用)