アメリカ、コネチカット州コーンウォールの森の奥深くにひっそりと佇むダドリータウン。1740年代にダドリー家によって設立されたこの小さな集落は、かつては平和な農村だったが、今ではニューイングランドで最も悪名高いゴーストタウンの一つとなっている。そして現在、この地への訪問は厳しく禁止されている。一体なぜ、この町は禁断の地となったのだろうか?
【こちらの記事も人気です】
ダドリータウンの悲劇…入植からゴーストタウン化への軌跡
「ダーク・エントリーの森」と呼ばれる場所にあったダドリータウンは、初期の入植者にとって有望な土地に見えた。ダドリー家をはじめとする入植者たちは土地を耕し始めたが、すぐに土壌が農業に適していないことに気づいた。より肥沃な土地を求めてこの地を去る者もいたが、残った者たちは暗い運命に直面することになる。ダドリータウンの不気味な評判は、一連の悲劇によって築き上げられていった。
最も印象的な出来事の一つは、ナサニエル・カーターとその家族の悲劇だ。ダドリータウンに移住した後、カーターの親族6人が短期間のうちにコレラで亡くなった。生き残った家族はニューヨークへ逃げたが、そこで定住して間もなく死亡したという。不可解な死が続く中、人々の間に不安と恐怖が広がっていった。