もう少し端的な言い方をすれば、ホームページを見てもらったときにいかに「好かれるか」これがポイントだといえるでしょう。結局、お客様は嫌いな人に仕事を頼むことはなく、やはり好きな人、気に入った人に仕事を頼むものです。ですから、プロフィールを好かれるようにつくる必要があります。
「好かれるプロフィールなんて、どうつくるの?」と思われるかもしれませんが、方法はいたって簡単です。あなたを表すキーワードをいくつもプロフィールの中に入れていけばよいだけなのです。
たとえば、出身地、学歴、職歴、趣味、資格、交友関係、理念、スポーツ歴などをできるだけ掲載します。人に好かれるもっとも簡単な方法は、「相手との共通点を見つけること」です。ひとつ、ふたつでは単なる偶然かもしれません。しかし、3つ、4つと共通点が見つかってくると「この人はちょっと自分に近い人だ」と感じるようになります。
小さなことのように聞こえると思います。しかし、私が仕事を取ってきた中、たくさんのクライアント士業からの事例報告を聞くと、このプロフィールで仕事を取っている例は本当に多数あるのです。
「大学の後輩だった」「趣味が鉄道で同じだった」「やっていたスポーツが同じだった」という本当にまるでお見合いのようなきっかけですが、こうした共通点があることによって、あなたに好感を持ち、問い合わせしたくなるのです。
この誰かが反応するキーワードを私は「反応キーワード」と呼んでいます。ぜひあなたも恥ずかしがらずに、ネット上でもアナログでも「反応キーワード」を掲載して、共感を集めてください。そうすれば、自然と仕事は増えていくはずです。
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横須賀 輝尚 パワーコンテンツジャパン(株)代表取締役 特定行政書士 1979年、埼玉県行田市生まれ。専修大学法学部在学中に行政書士資格に合格。2003年、23歳で行政書士事務所を開設・独立。2007年、士業向けの経営スクール『経営天才塾』(現:LEGAL BACKS)をスタートさせ創設以来全国のべ1,700人以上が参加。著書に『資格起業家になる! 成功する「超高収益ビジネスモデル」のつくり方』(日本実業出版社)、『お母さん、明日からぼくの会社はなくなります』(角川フォレスタ)、『士業を極める技術』(日本能率協会マネジメントセンター)、他多数。 会社を救うプロ士業 会社を潰すダメ士業 | 横須賀輝尚