セットプレーやサイドから高精度なボールを供給してチャンスを演出し、自らもエリア内冷静かつ丁寧なシュートで得点を挙げられる。また、サイドからの突破も大きな武器。スピード感のあるドリブルからチャンスを広げることで、より中央の強力なタレントを活かすことが可能だ。得点数はもちろんだが、推進力もチーム屈指。自慢の攻撃陣を最大限に活かせる能力を持つことから手放せない選手2位とした。
1位:マテウス・ジェズス
今シーズン圧倒的な存在感を放ち続けた長崎の外国籍選手の中でも、特に相手に脅威を与えていたのはMFマテウス・ジェズスだろう。強烈なミドルシュートや狙いすまし巻き込むようなシュートなど、高い技術を見せつけてゴールを量産。チームトップかつリーグでも2位タイとなる18ゴールを挙げている。
もちろん、その技術はシュートだけにとどまらずスルーパスに縦への突破と幅の広さも見せつけていた。能力の高さとフィジカルの強さはJ2において別格。チームに残れば間違いなく来季も前線で攻撃の起点となり、多くのゴールをもたらしてくれることだろう。しかし、過去にはJ1でのプレー経験もあることから個人昇格も含め他クラブから声がかかることも十分に考えられる。とはいえ、長崎にとっても高い攻撃力を維持するためのキーマンであることから手放せない選手1位とした。