(の拙稿にございますので、ご興味がある方はご確認ください)
その結果、同施設運営を佐倉市が直営で行わざるをえなくなり、人件費含め年間約8千万円もの支出の他、本来他事業要員として計画されていた大勢の職員も、同施設に配置されることになってしまいました。
その状況を重く見た佐倉市は、再度同施設を指定管理として運営するため、指定管理選定審査を実施すべく、議会に議案を上程しました。指定管理の実施自体は、今回も佐倉市議会が可決し、結果2020年に指定管理者の選定が厳正に行われました。結果は、2016年同様、アメニス社が選定され、山万が次点で落選しました。そして、この年もまた、この選定の結果を、さくら会、公明党、自由民主さくらが説得的な理由もなく否決してしまいました。
なお、この時は私も佐倉市議会議員となっており、本審議に加わりましたので、その時の賛否表を掲載いたします。
【参考】繰り返される謎の否決 損なわれる市民のレクリエーションと年間3,000万以上の「無駄な赤字」の発生
この結果、またも佐倉市は、本施設運営のため年間約1億4,530万円の経費をかけることになりました。仮に、審査結果通りアメニス社に管理を任せた場合の差し引きでいっても、年間約3,200万円の「税金の無駄遣い」となり、現在にいたっています。
さくら会等が指定管理の結果を2回否決したことで、合計9年間の歳月がたちました。
以上により、単純計算で
9年間 × 3,200万円 = 2億8,800万円
の「無駄な税金」が投入されたことになります。
次回は、指定管理者の選定のプロセスを俯瞰し、佐倉市議会の否決行為がいかに不合理であるのかを確認します。
(次回につづく)