「服装なんて小さなこと」とまだ思われるかもしれませんが、小さなことに気を使えず、完璧な仕事ぶりをアピールできるでしょうか。そして小さなことができない人に年収1,000万円を超える大きな事務所を経営できるでしょうか。答えはいうまでもないはずです。
優先順位は低いが、持ち物にも気をつかおうさて、服装などの見た目に気を使えるようになってきたら、持ち物にも気をつかってみましょう。もし、あなたが「レベルの高い人と仕事がしたい」と考えていれば、ビジネスで使うアイテムも気をつかったほうが結果として希望が叶います。なぜなら、レベルが高い人は服装や持ち物を必ずチェックしているからです。
ただし、必ずしも高級なものを使わなければならないということではありません。最初はどのブランドものを使うかというよりは、見た目に少し気を使えていればよい、というのが私の考えです。
たとえば、同じ打ち合わせをするのにも100円ショップで買ってきた、いかにも事務用というボールペンを使用するのと、1,000円前後でも見栄えがよいペンを使用するのとではやはり印象が違います。特に単価の高い仕事を取り扱う場合には、こうしたアイテムにも気をつかうとよいでしょう。
私も最初は何も気をつかわずに仕事をしていて、ある経営者に「もっとよいものを使ったほうが、よい仕事が来るよ」といわれるまでこうした重要性に気づきませんでした。それから身なりにも少しずつ気をつかい、アイテムも決して高級品ではないですが、よいものを使うようにしています。
もちろん、これはあなたの判断が必要です。身なりはあくまでも付加要素です。ただ、ちょっとした工夫で周りの印象がよくなるのであればぜひ取り組みたいところです。あなたもふらふらっと寄ったショップやお店などで、店員の印象がよかったので思わず必要以上に買ってしまった、なんて経験はないでしょうか。意外と営業というのはこのようにシンプルな面もあるのです。