「一事が万事」の類義語

「一事が万事」とはどんな意味?いい意味で用いられているの?それとも・・悪い意味??
(画像=『FUNDO』より引用)

ここからは「一事が万事」の類義語を紹介します。

一斑を見て全豹を知る

「一斑を見て全豹を知る」は物事の一部から全体を推し量ることを指します。

豹の毛皮は黄と黒のまだら模様で全身が覆われているのが特徴です。
その毛皮の一部を見て「豹は全身が黄ないし黒である」と断定することを「一斑を見て全豹を知る」と表現します。

転じて、一部から全体を推し量るという意味となったとされています。

ただし、この言葉は「一部だけ見て全体を察することは愚かである」というような戒めの意味で使用されるのが特徴です。

そのため、意味合いとしては「一事が万事」と似ているものの用途が若干変わる点には注意が必要となるでしょう。

一を聞いて十を知る

「一を聞いて十を知る」は頭が良く察しが良いことを例えた言葉です。

物事の一部を聞いただけで全部を理解できることを指します。
その点が「一事が万事」と似ているのではないでしょうか。

ただし「一を聞いて十を知る」はポジティブな意味で使用されることが多いですが「一事が万事」はネガティブな意味で使用されることが少なくありません。

両者では言葉の印象が変わってくるので、場面に応じて使い分けるのが賢明かもしれません。