質の高い講習会などでは、男性型のマネキンの胸部に布を巻き付けるなどして女性の体を模していますが、現場改修では限界もあります。
訓練の段階でマネキンに胸がある女性タイプを使用することはCPRやAEDの使用への心理的抵抗感を下げたり、救命時には女性用下着や乳房を適切に扱える効果も期待できます。
「訓練に使うマネキンに乳房をつける」という僅かな変更でそれが叶うならば、是非とも採用すべきでしょう。
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参考文献
Learning CPR on manikins without breasts puts women’s lives at risk, study finds
https://www.theguardian.com/australia-news/2024/nov/21/learning-cpr-on-manikins-without-breasts-puts-womens-lives-at-risk-study-finds
元論文
CPR training as a gender and rights-based healthcare issue
https://doi.org/10.1093/heapro/daae156
ライター
川勝康弘: ナゾロジー副編集長。 大学で研究生活を送ること10年と少し。 小説家としての活動履歴あり。 専門は生物学ですが、量子力学・社会学・医学・薬学なども担当します。 日々の記事作成は可能な限り、一次資料たる論文を元にするよう心がけています。 夢は最新科学をまとめて小学生用に本にすること。
編集者
ナゾロジー 編集部