1. 周囲の感情を動かさない

    仕事をする上では感情は邪魔である。「いや前向きな気持ちは大事だ」「嬉しい、楽しいはありでしょう」と言われるかもしれない。確かに仕事の長期展望を見るに前向きな気持を持つことは大事だ。しかし、ミッションの遂行中にオーバーポジティブになれば、それはリスクを見落とす可能性も生まれる。結局は感情を入れずに冷静、淡々とタスクを処理できる人が一番強いと思っている。

    そこを踏まえると、利害関係者に自分の感情を撒き散らす人は仕事ができない人である。しかも自分一人だけではなく、周囲にも悪影響になる。たとえばクレームを受けり、予期せぬトラブル対応で慌てふためいたり、不安や理不尽さへの愚痴不満を爆発されることで他の人もネガティブ思考に振れる。

    仕事は特にネガティブな方向に感情を揺らさないことが重要だ。あくまで事実ベースに冷静に対処する器を仕事ができる人は持っていると感じる。

    どんな職種でも抑えるべき幹は共通している。仕事ができ、周囲からの信用されている人でこの3つができていない人は一人も見たことがない。

    そして今回紹介した3つはいずれも「意識すること」であって「才能」ではない。人間はこれをやろうと意識した瞬間から、どうすればそれを実現できるか?という具体的なプロセスに落とし込むようになるので、まず意識することが実現へのファーストステップになるのである。

     

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