ミヨシでクロダイや小型のイナダが上がる。サバフグのエサ取りが多いので仕掛けを上げてみるとエサが取られている。エサを付けないで釣っているケースもあるのでチェックが必要だ。4投目でキュンというアタリがあり、上げると良型のサバフグだった。潮が動くまでは我慢の釣りだ。
1時間ほどして潮が効き始めたなと思っているとマダイが上がり始める。30cm主体、手のひらサイズがたまに、そして気持ち大きいのが釣れてくる。刺し身サイズを2匹釣って満足モードだ。
潮の流れに苦戦
たまには手釣りでもと始めると、潮が激速モードに。船中でもアタリが遠くなっていく。潮が速すぎるので、マダイは泳ぐのに必死でエサを食べるどころではないのだろう。潮が緩くなる1時間半は、また辛抱の時間だ。
1度大きめのアタリがあったが、ハリ掛かりせず残念無念。しばらく手釣りをしていたがアタリのなさに業を煮やして再度サオに。潮が緩くなるところで時間をミスしてしまったが、その後はアタリを取ることができ、納竿まで独特の引きを楽しむことができた。
独特の引きを楽しんだ筆者(提供:週刊つりニュース中部版APC・植島孝裕)
伝統釣法を堪能
大型は出なかったが、型がそろっており、極小もほとんどいなかった。歴史ある伝統釣法を楽しんだ一日だった。マダイは今が盛期なので早めに釣行してほしい。タチウオも引きが楽しめる。
最終釣果(提供:週刊つりニュース中部版APC・植島孝裕)
<週刊つりニュース中部版APC・植島孝裕/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年11月15日号に掲載された記事を再編集したものになります。