このような問題は中国に限らず、アメリカでも日本でもあります。アメリカでの無差別に銃を撃ちまくる事件や日本の通り魔殺人はその一例でしょう。懸念されるのはその潜在爆発性が中国でより高まっていやしないかという懸念があります。

このような中国はどこに向かうのでしょうか?正直想像がつきません。1週間に3件程度の殺傷事件はほんの入り口に過ぎないのではないか、という気がしてなりません。理由は共産党が国民をロボットのようにすることで個性を抜き去ろうとしたのに対してそれが機能せず、人間たる中国人が暴発し始めたということであります。現在の報復社会の動きは個人レベルですが、必ず集団化するときが来るでしょう。その時、警察が力づくで抑え込むことで更なるストレス社会を作り出す悪循環に陥ってもおかしくはないでしょう。

厳格なる権威主義国家の行く末がどのような形になるのか、案外判明するのはさほど遠くない時期なのかもしれません。

では今日はこのぐらいで。

編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2024年11月28日の記事より転載させていただきました。