厚生年金は50兆円くらいなので消費税30%にしたら賄えます。国民年金と合わせると34%です。しかしこれは厚生年金をもらえないひとたちもたくさんいるので不可能です。
じゃあ、医療費を消費税で賄ったらどうなるか・・・・
日本の医療費は
だいたい42兆円ですので、消費税換算だと17.5%です。この全額を医療支出に充てると法律で決める。これ以上は支出は組まないとする。
つまり国民年金と医療費を消費税で賄うと、消費税は31.5%になります。北欧3国より高い・・・www
しかしサラリーマンで年収400万だと健康保険17,000円、厚生年金保険料には国民年金保険料も含まれているためこの分がなくなります。したがって月に3万円くらいは手取りが増えます。さらに企業負担分が減りますのでこの分がプラスされます。計算根拠がないので適当ですが、月4万円、年50万円くらいの手取りが増えるはずです。
しかし代わりに消費税が3倍になります。ただし教育費には消費税がかからないので子育て世代は得ですがざっくり年収400万なら消費税は50万円くらいになるのでトントンです。w
いい点としては、医療費はがっちり消費税から算出されるので無制限に増やせなくなります。消費税17.5%分と決めればいままでのように高齢者の数に応じてどんどん膨らむことはなく、総予算の中でやりくりするしかない。1人あたりの医療費を下げていかないと消費税は上がるので、「消費税上げたくないなら1人あたりの医療費を下げよう」というバイアスがかかるはずです。
ただしさすがに消費税が一気に31.5%になると消費は確実に冷えるので、まずは14%にして国民年金払わないでよいとするのがやる価値があると思います。
どうですか。政治家の皆さん!!!
編集部より:この記事は永江一石氏のブログ「More Access,More Fun!」2024年11月27日の記事より転載させていただきました。