「チャーリー・チャーリー、そこにいるの?(Charlie, Charlie, Are you there?)」――
海外版「こっくりさん」として知られる「チャーリー・チャーリー・チャレンジ」(総称してチャーリーゲーム、チャーリーチャレンジ)。女子中高生を中心に爆発的に広まったが、ゲーム中に怪奇現象が起きるとの報告が後を絶たず「マジでヤバイ」とされている降霊術の1つだ。しかし「マジでヤバイ」と聞けば、逆にどんなものなのか試してみたくなるもの。南米ペルーでは、この“チャーリーゲーム”に興じていた少女3人が遊び半分で呼び出した悪霊に取り憑かれ、警察が出動するという騒動が起きていた――。
■少女たちの降霊ゲームで警察が出動
英「Mirror」紙が2016年に報じたところによると、教会に運び込まれた少女たちはもはや完全に理性を失い、出動した警察官らにやっとの思いで取り押さえられたということだ。
地元テレビ局「Latina Noticias」が公開した動画には、とても女性のものとは思えない不気味な声を発しながら周囲に襲いかかる少女の姿が映し出されており、取り押さえられた警察官の顔めがけて口に詰められた詰め物を吐きつけ必死に抵抗する様子は、専門家も「もはや集団パニックという言葉だけでは片付けられない」と語っているほどである。
他にも奇声を発しながら床を転げまわる少女や、「私に触るな!」となりふりかまわず近づく相手の髪の毛を鷲づかみする少女の姿があり、まさに地獄絵図ともいえる少女らの様子は観た人を震撼させるものであった。
教会では少女らに取り憑いた悪霊を追い払う“悪霊祓い”がすぐさま敢行され、のべ5時間にもわたり儀式が執り行われたということだ。数人がかりで取り押さえられた少女らは、悪霊祓いが始まると同時に泣きわめきながら体を痙攣させ、中には気を失ってしまう少女もおり、彼女たちはあわや悪霊に魂を乗っ取られる寸前だったという。