2018年にもアル・ヒラルを率いた経験があり、2度目となる指揮下では大きな成果を挙げているジェズス監督。2023年にはサウジ・スーパーカップ、国王杯、そしてサウジ・プロリーグで優勝を果たし、通算101得点、さらに勝ち点96ポイントという記録的な成績を収めた。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが所属する2位のアル・ナスルに14ポイントという大差をつけたこの成果は圧巻といえるだろう。


ジョゼ・モウリーニョ監督 写真:Getty Images

8位:ジョゼ・モウリーニョ監督(フェネルバフチェ)

年俸:1,140万ドル(約17億5,607万円)

ジョゼ・モウリーニョ監督は、監督という枠を超えた存在だ。2011/12シーズンにレアル・マドリードを率い、ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるバルセロナの黄金期を打ち破ってラ・リーガ優勝を果たした。その際、スペイン版『Rolling Stone』誌から「ロックスター・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれた。

監督としてイングランド、イタリア、スペインのリーグ戦と国内カップ戦(プレミアリーグ、セリエA、ラ・リーガ)優勝を成し遂げた名将。また、CL、UEFAヨーロッパリーグ(EL)、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UEL)の3つの国際タイトル全てを獲得した唯一の監督でもある。

現在のモウリーニョ監督の戦術の優位性はやや色あせたものの、その世界的な人気は衰えていない。イタリアのローマを2024年1月に解任されたが、5か月後にはトルコのフェネルバフチェの新監督に就任した。数千人の熱狂的なサポーターの前で「このユニフォームは私の肌そのものだ」と宣言。クラブの経営陣も彼の高額な給与を惜しまないほどに期待を寄せている。


ルイス・エンリケ監督 写真:Getty Images

7位:ルイス・エンリケ監督(パリ・サンジェルマン)

年俸:1,190万ドル(約18億3,175万円)