そのまま5分ほど待っていると1匹のマゴイがエサに反応を示し、ボイリーを吸い込み動きだした。ここで大アワセ。地球を釣ったかのような重量感が伝わってきた。

コイは下流へ対岸へ走る。必死で食い下がり付いて下る。サオを立てて息を吸わせることが先決。ノベザオの釣りは持久戦に持ち込まれると不利。いかに早く勝負をつけるかに掛かっている。

下流の浅場に寄せて取り込んだコイは、ウロコが剥げていたが体高が盛り上がった65cmのマゴイ。この日はこの1匹で満足して納竿とした。

日を改めて再挑戦

10月25日も午後2時すぎから短時間サオを出した。今回のポイントは杉ケ瀬。瀬の中にある深場を狙う。このポイントもアユ師がいるうちは姿は全く見えないが、アユが終わるとコイが動きだす。もちろんまきエサは完璧、その効果のお陰で足元に寄っている。

まきエサをするとすぐに好反応。まきエサの中に仕掛けを落とすとなんと数十秒で食った。しかも丸々肥えたマゴイだ。

長良川郡上でのコイ釣りで67cm筆頭に良型マゴイを連打【岐阜】ノベザオ一本勝負で挑戦丸々肥えたマゴイ(提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

コイは上流へ走り私も走る。次の瞬間、対岸へ走りノサれそうになるがなんとか耐えてサオを立てた。すくいやすい場所がないため一進一退の攻防が続き、ようやく観念したコイはタモへ導かれた。

67cmキャッチ

釣った直後は余裕の70cmオーバーかと思ったが、実際には67cmだった。

この後、釣り仲間の小島君が様子を見に来た。そして見ている目の前でヒット。50cmクラスだがよく引く。サオを小島君に渡して引きを堪能してもらうと、尋常じゃない引きに興奮気味だ。取り込んだのは55cmだった。

長良川郡上でのコイ釣りで67cm筆頭に良型マゴイを連打【岐阜】ノベザオ一本勝負で挑戦釣友もヒット(提供:週刊つりニュース中部版APC・松森渉)

今後はさらなる大物を求めてサオを振りたい。アユが終わっても釣りキチの熱は冷めないのだ。

<週刊つりニュース中部版APC・松森渉/TSURINEWS編>