「千と千尋」の舞台のモデルは、台湾の九份という場所だそうです。実は昨年九份を訪れたとき、「ここが舞台なんだ」と感じる景色に出会いました。
アニメの中の小道具も、実際に模型を作って絵にしていたり、子供の手形も、本当に子供達に手形を取って、それをアニメに取り込んでいたり。
トトロのサツキとメイの家の模型は、半分洋館の様で、半分日本家屋で、お父さんの書斎は日本史に関する本が山積み。学者さんという設定だったのかしら。
「ハウルの動く城」は、私は最近になってDVDで観たのですが、ハウルの声がとてもダンディーで素敵だと思いました。そして、エンドロールを見て初めて声優が木村拓哉さんだと知り、「キムタクって声もかっこいいんだ」と改めて感心したのを、この展示を見ながら思い出しました。
また、この作品に登場する建物のモデルのひとつが、フランスのアルザス地方にあるコルマールの建物だと聞きました。実は2年前にコルマールを訪れた時、その話を教えてもらい、建物を目にした時に「これだ!」と感じたのを覚えています。
この展覧会を見ながら、ジブリ作品そのものだけでなく、それを見た頃の思い出がよみがえってくるかもしれませんね。
ジブリ展に行こうと誘った時は、母はそれほど乗り気でななかったのですが、一緒に観ているうちに、とても楽しい気持ちになった様でした。
美術館のカフェでひと息展示を一通り見終わった後、美術館のカフェに寄ってみると、ジブリ展にちなんだ特別メニューがありました。
トトロのお腹をイメージした白いチーズケーキは、とても人気があって残念ながら売り切れでした。「千と千尋の神隠し」に登場するまっくろくろすけをイメージした黒い大きめのタピオカがトッピングされた、ホイップクリーム入りのコーヒーも提供されていました。どれもジブリらしい遊び心が感じられるメニューでした。