YouTuberの挑戦と限界
インターネットの世界では、注目を集めるためなら、どんな苦痛にも耐える人々が後を絶たない。YouTuberのライアン・トラハン氏もその一人だ。彼は、この残響室でどれくらい耐えられるかを実験することにした。
ミネソタに到着したトラハン氏は、オーフィールド研究所のオーナーであり、音響の専門家であるスティーブ・オーフィールド氏から、残響室の仕組みについて説明を受けた。
「残響室は、ほぼ100%音を反射する部屋です。そのため、部屋のどこにいても、音量は変わりません。話す声が大きければ大きいほど、状況は悪化します」とオーフィールド氏は説明した。
実験ではスピーカーからクラシック音楽を流し、トラハン氏が耐えられなくなるまでの時間を計測することになった。
開始から1分も経たないうちに、トラハン氏は明らかに不快感を示し始めた。2分が経過する頃には、感覚過負荷により耳を塞がざるを得なくなった。気を紛らわせるために歩き回ったり、ダンスをしたりもしたが、結局3分37秒でギブアップした。実験後、トラハン氏は騒音レベルが高すぎてじっとしていられなかったと振り返っている。
この実験は、音が人間に及ぼす影響の大きさを改めて示すものとなった。静寂もまた苦痛だが、耐え難いほどの騒音もまた、人間にとって大きなストレスとなるのだ。何事もほどほどが良いようだ。
トラハン氏の動画
文=深森慎太郎
提供元・TOCANA
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