先ほど、「世界一静かな部屋」に挑戦した海軍兵士の記事を掲載したが、今回はその逆、「世界一騒々しい部屋」に挑戦したYouTuberの模様をお伝えしたい。世界一騒々しい部屋では一体、人間はどのようになってしまうのだろうか。
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残響室の仕組みと恐怖
一見すると、ポストモダンアートの展示室のような、何の変哲もない空間に見えるこの部屋。しかし、その見た目とは裏腹に、耳にとっては拷問のような場所である。
この部屋は残響室と呼ばれ、全ての表面が音を反射するように設計されている。そのため、室内はどこでも同じ音量の音が響き渡り、まるで音の洪水に閉じ込められたような感覚に陥るのだ。
この残響室は、皮肉にも「世界一静かな部屋」と同じ、アメリカ・ミネソタ州のオーフィールド研究所に存在する。
静寂によって精神を蝕む無響室とは対照的に、この残響室は、耐え難いほどの騒音で人を苦しめるのだ。自分の臓器の音が聞こえるほどの静寂に身を置くより、こちらの方が不快に感じる人もいるかもしれない。なんとも恐ろしい部屋である。