186cmの長身を活かしたプレーが大きな魅力。また、途中出場が多いながらも限られた時間で決定的な仕事ができる姿を見せてきた。栃木の前線では、今季のチームトップスコアラーであるFW南野がJ1ガンバ大阪から期限付き移籍中の選手であり、期限満了に伴いチームを去るのであれば小堀の重要性はさらに高まる。チャンスメイクで貢献したMF大森渚生やMF森俊貴らも欠かせない戦力だが、得点への期待と下部組織出身の21歳という将来性も考慮して手放せない選手5位とした。


奥田晃也(V・ファーレン長崎所属時)写真:Getty Images

4位:奥田晃也

今季新たに栃木SCへ加入したFW奥田晃也。複数のポジションを高いレベルでこなせるユーティリティ性を活かし、即戦力として開幕戦からピッチに立ち続け33試合に出場。2つのゴールとチームトップとなる4つのアシストを挙げる活躍を見せた。

丁寧なラストパスやクロスで多くのチャンスを創出。今季の総得点数は「33」と必ずしも得点力が高いとは言えないチームで極めて重要な役割を担った。過去Y.S.C.C.横浜に所属しJ3を戦った2017~2019シーズンには3年で14ゴールをマークしており、来季に向け得点源として計算が立つ選手ともいえることから手放せない選手4位とした。


3位:ラファエル

2023年夏に栃木へ加入したDFラファエル。2年目の今季は32試合に出場し、チーム内においてフィールドプレーヤー中もっとも長い出場時間であることからも、いかに必要不可欠な存在だったかが窺い知れる。

188cm・88kgという強靭なフィジカルを誇り、空中戦はもちろん地上戦でもタイトな守備で相手のチャンスを潰す。また、攻撃でもセットプレー時などで前線のターゲットとして存在感を発揮。第28節のヴァンフォーレ甲府戦では、流れの中から前線へ顔を出し柔らかいクロスから強烈なヘッドを叩き込んで一時同点に追いつくゴールを挙げている。まぎれもない守備の中心選手であることに加え、攻撃でも頼もしさを見せたことから手放せない選手3位とした。

大島康樹 写真:Getty Images

2位:大島康樹