セレッソ大阪からベガルタ仙台へ期限付きで加入し3年目を迎えたFW中島元彦。2022年の加入当初から主力として活躍を続けており、今季はリーグ戦全試合に出場し13ゴールを挙げてJ1昇格プレーオフ進出に貢献した。

高い得点力も売りの1つだが、チャンスメイクも巧み。エリア内でも冷静かつ正確なパスでよりゴールの可能性を高められる。また、強引なまでの突破力も併せ持ち自らチャンスを作り出せることも魅力だ。来季に向けクラブとして最も重要なのは、プレーオフを勝ち進み昇格を掴むことに違いはない。だが、いずれのカテゴリーを戦うにせよ、もはや中島の存在は仙台にとってなくてはならないもの。プレーオフ終了後には結果に関わらず真っ先に去就が心配される選手ではないだろうか。


西川潤(サガン鳥栖所属時)写真:Getty Images

西川潤(いわきFC)

2022~2023シーズンはJ1サガン鳥栖へ武者修行へ出ていたMF西川潤。今季は自身初となるJ2で開幕を迎えた。新天地となったいわきFCは、冬に主力の多くが他クラブへ移籍し戦力ダウンの懸念もあったが、シーズン終盤までプレーオフ圏争いを演じるなど飛躍の1年となっている。

なかでも西川は質の高いラストパスやクロス、狙いすましたミドルシュートと技術の高さを存分に発揮して攻撃を牽引。35試合に出場し3ゴール2アシストと数字も残し、いわき躍進の立役者の1人と言っても過言ではない。それだけに、複数いる期限付きで加入していた選手たちの中でも特にチームに残ってほしい選手の1人と言えよう。

福森晃斗 写真:Getty Images

福森晃斗(横浜FC)

今季1年でのJ1復帰を目指し戦った横浜FC。シーズン終盤は上位勢に連敗するなどなかなか昇格を決めきれないゲームが続いたが、無事2位で自動昇格圏を守り目標を果たした。序盤戦はやや躓きながらも、途中20戦無敗と安定した戦いぶりを見せた今季の横浜FC。その最大の功労者と言えるのが、北海道コンサドーレ札幌から期限付きで加入していたDF福森晃斗だ。