高速移動する物体、その正体は?
ニューヨーク・ポストが最初に報じたこの映像は、ニュース番組のタイムスタンプによると、午前6時5分に撮影されたものだ。しかし、「グッド・デイ・ニューヨーク」の担当者は、映像の撮影日は特定できないとし、昨年撮影された可能性もあると指摘している。
もし映像が未知の物体を捉えたものであれば、4秒間で約4.8キロメートルを移動したことになる。これは時速約4300キロメートルに相当し、既知の航空機の中で最速の部類に入るロッキードSR-71ブラックバード(時速約3500キロメートル)に匹敵する速度である。
エニグマ・ラボのUAPアドバイザー、アレハンドロ・ロハス氏は、この目撃情報は「奇妙なものだ」と語っている。「ヘリコプターの移動速度は非常に遅く、物体の動きもガラスへの反射であれば見られるようなものではないため、ヘリコプターの窓ガラスの反射ではないと思う」と彼は述べている。
さらに「焦点の合っていない鳥かと思ったが、映像の最後の方では物体が透明に見え、これは固体ではなく何らかの光の屈折を示唆している」と付け加えた。
Fox 5 Newsはこの映像をYouTubeで公開しており、視聴者からも謎の球体についてコメントが寄せられている。「誰かUAPを見たか?何だと思う?」というコメントや、「ただの青い風船だ」という意見がある一方で、「風船にしては速すぎるし、意図的な動きをしている」という反論、「確かにUAPだ。接近するにつれてカーブしていることに注目」というコメントもあった。