森重陽介 写真:Getty Images

 清水エスパルスを規律違反等により退団したFW森重陽介は、11月21日にブラジル4部シアノルテFCへ加入。本人が清水在籍時の過ちについて謝罪した一方、シアノルテによる公式発表の内容が物議を醸している。

 東京ヴェルディ下部組織出身の同選手は、日大藤沢高校時代に全国高校サッカー選手権で得点王に輝いた実績の持ち主。198㎝という長身ストライカーとしてJリーグでの活躍が期待されたが、清水では公式戦5試合の出場にとどまった。

 清水は10月2日に「社会規範、チーム規律に抵触する事実があったため森重陽介選手を謹慎としていましたが、このたび双方合意により選手契約を合意解約することが決定いたしました」と公式発表も、具体的な規律違反の内容には触れなかった。

 清水退団後、1か月以上にわたりフリーの身だった森重だが、22日にインスタグラムを通じて以下のようにブラジル移籍を報告している。

 「この度ブラジルのCianorte FCに加入することになりました。本場ブラジルのサッカーを肌で感じ、サッカー選手としてはもちろん人間力も成長したいと思ってます」

 「エスパルス関係者並びにファンサポーターの皆様、J1昇格、J2優勝の前の国立決戦前にお騒がせしてしまい申し訳ございませんでした。それからJ1昇格、J2優勝おめでとうございます。心から嬉しく思います」

 「また、今までの期間に練習参加させて頂いた品川CCオーナー吉田さん、槙野さん、選手、関係者の皆様、練習参加させて頂きありがとうございました。短い時間でしたが、自分を受け入れてくださり本当にありがとうございました」

 「日大藤沢サッカー部関係者、友人や親戚、代理人事務所、お世話になった皆様、色々とご心配をおかけしました。いつも気にしていただき、本当に心強く思います。また、応援して頂けると嬉しいです。これからもよろしくお願いします」