チームは今後、大規模な発泡スチロール廃棄物を安全かつ効率的に分解できるような微生物溶液の開発が可能かどうかを検討していきたいと話しています。
では最後に、発泡スチロールを分解するレッサーミールワームの実際の画像を見ておきましょう。
※ 苦手は方はここまでの閲覧にしておいてください。
【閲覧注意】ミールワームが発泡スチロールを分解する様子
こちらがミールワームによる発泡スチロール分解能力を検証した実験の様子です。
Aは実験前の発泡スチロール、Bは実験後の発泡スチロール、Cは発泡スチロールとふすまを混ぜた餌を食べるミールワーム、Dは発泡スチロールのみを餌とするミールワームです。
なかなか刺激的ですが、本当にミールワームが発泡スチロールを食べていることがわかります。
ただ先ほども話しましたように、プラごみ処理システムを開発する際は、このように大量のミールワームを用いるのではなく、彼らから分離した細菌(およびその酵素)を使った方法が考えられています。
見た目はかなり強烈ですが、ミールワームは人類が生み出したプラごみ問題を解決できるヒントを持っているのです。
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参考文献
Plastic-eating insect discovered in Kenya
https://theconversation.com/plastic-eating-insect-discovered-in-kenya-242787
Can the mealworm be the answer to Africa’s plastic waste problem?
https://www.icipe.org/news/can-mealworm-be-answer-africa%E2%80%99s-plastic-waste-problem