はじめて部下を持って、期待と不安でいっぱいな上司のあなたに、突然直面したり迷ったりしたケースごとに、特定社会保険労務士の著者が最適な対応策を伝授します。
「すぐに使える! はじめて上司の対応ツール」(山田真由子 著)税務経理協会
組織のハブになるいまどのようなリーダーが求められているのでしょうか。また、はじめてリーダーになった時に留意すべきことはなんでしょうか。
山田さんは次のように言います。
「職場のメンバーは自分の仕事を達成することが役割ですが、 新任リーダーになるとそれだけでは不十分です。 新任リーダーは、業務を職場の個々のメンバーが分担し合えるように組織のハブになることが必要です。まずは、自分の仕事だけを考えるのではなく、職場のハブになる覚悟を決めましょう」(山田さん)
「決めるとは、しなくてもよいことを捨て、すべきことに集中することです。 組織のハブになる覚悟がないリーダーは、部下から決断を求められても先延ばしにします。その結果として、 本人が知らず知らずのうちにメンバーに迷惑をかけ、業務が停滞してしまいます」(同)