企業側の基準で見ると、「〇〇大学卒、東大大学院修士課程修了」みたいな人はあくまで「〇〇大卒で数年間プラプラしてた人」なんですよ。
なんていうと「大学入学後に学問に目覚めて一生懸命頑張った人かもしれないじゃないか!チャンスを与えてやれ!」と怒る先生も多そうですけど、採用部門としては「そう思ってチャンス上げたけどダメでしたね。ではさようなら」って後からできないですからね。65歳まで面倒見ないといけませんから。
というわけで、少なくとも大手の日本企業は「大学入学後に学問の面白さに目覚めた人」にはチャンスは与えないでしょう。
余談ですが、日本の博士号取得者や論文引用数が長期的に低迷し続けている根本的な原因は、この「大学名でポテンシャル判断」という体質に根本原因があるというのが筆者のスタンスです。
たとえば社会人になってから学問の重要さに目覚め、大学院に社会人入学して修了後に中途採用受けに来た人を、
「え?せっかく新卒で入った会社辞めて社会人入学なんかしたの?www なんで?www」
みたいに笑う面接官(これホントにいます)が存在する国じゃ、そりゃ院進学して学問を究めようという人は減りますよ。
今回の学歴ロンダリング議論では少なからぬ大学畑の先生方が「学歴ロンダリングなんて考え自体がおかしい」とおっしゃってるようですが、是非もう一歩踏み込んで「終身雇用がそもそもおかしい」と声を上げていただきたいものです。
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以降、
・理系はロンダリング関係ない説は本当か ・ロンダリングを必要としているのは誰か
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Q:「役職定年が怖いです」 →A:「消化試合モードが長く続くと人は急速に衰えるものです」
Q:「職歴のブランクをどう説明すべき?」 →A:「まあ半年未満ならなんとかなります」
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