黒坂岳央です。
人間の発展性、可能性を打ち砕く感情は「面倒くさい」である。
・新しいことを始める。 ・過去と違ったやり方で問題解決を図る。 ・重要なスキルを時間をかけて育てる。
このすべてにおいて「面倒くさい」という感情が生まれがちだ。人が新しいことを始めたり、努力を継続できない最大の理由は「面倒くさい」という感情に敗北しているからであり、「できないのは資金や能力が不足しているから」というのは、後づけで思いついたもっともらしい言い訳に過ぎない。
面倒くさいと感じた時の対処法について考察したい。
状況はみんな同じだと知る自分自身が昔は面倒くさい感情に負け続けていたのでよく分かるのだが、「面倒くさい→やらない」と考える人は「他の人は若いからできる。才能があるからできる」と所与の条件に助けられて克服していると勘違いしがちである。「一体、どうやったらやる気になるのか?できる人は秘密の方法があるのではないか?」と考えてしまう。だが、これは間違いだ。程度の差こそあれ、誰しも面倒くさい感情と戦っている。
新しいことを始める。過去と違ったやり方で試してみる。これらは本来、誰にとっても面倒くさい。これまでと同じでいいなら、その方が脳は楽ができるし時間も手間もお金もかからないからできればその方が良い。だが、時代や社会が変化して自分が変化しなければ負けてしまうので、必要性に駆られてたとえ面倒くさくても、努力して新しいことに挑戦するのだ。面倒だが、必要ならやる人と、必要でも面倒だからやらない人にわかれるだけであり、最後は本人次第である。