デマや誤りの拡散
震災や事故が起きると、必ずといっていいほど間違った情報、積極的にデマを拡散してしまう人が現れる。特にXなど短文と画像をリアルタイムに投稿しやすいSNSではそれが顕著で、今回も残念なことに多くのデマが投稿されている。
自分が注目を浴びるために嘘やデタラメを投稿するのはもうお話にならないのだが、問題は本人がデマとは気づかず、良かれと思って間違った情報を熱心に拡散してしまうケースである。
たとえば実際に起きているのが、「生き埋めになっているから今すぐ救助を」といったメッセージと架空の住所の投稿に対して「助けねば!」と積極的に拡散されたことで混乱が生じたケースだ。もちろん、本当に救助を求める投稿もあるのだが、そこへデマの拡散が交じってしまうと一体何が本当かがわからなくなってしまい、結果として社会に混乱をもたらす。特に影響力を持つ発信者の場合は被害を拡大させることにつながるため、不正確だったり混乱を生み出す活動は炎上を呼びやすい。
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災害や事故は非常にセンシティブな話題につき、軽率に取り扱うと炎上の火種になりやすい。とはいえ、自粛を意識しすぎるのもメディア多様性を担保する公共性を損なうデメリットも生まれる。ではどうすればいいか?結論的には普段通りの発信を心がけるのが良いだろう。発信者の使命は視聴する側の役に立つ知識や情報を出すことにあるので、そこだけに注力すればいいのだ。
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提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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