国土交通省は、自動車メーカー5社が型式指定に関して不正を行っていた問題を受けて、トヨタ自動車本社に立ち入り検査を行う方針です。立ち入り検査では、試験データや社内ルールの確認、担当者や幹部への聞き取りが行われる予定です。

ダイハツ工業などによる不正が明らかになっていましたが、調査の結果、トヨタ、マツダ、ヤマハ発動機、ホンダ、スズキの5社でも車の性能試験での不正が確認されました。

特にトヨタ、マツダ、ヤマハ発動機では現在生産する車種で不正が確認され、6車種の出荷停止が指示されました。

トヨタでは、現在生産する3車種で虚偽データの提出が、すでに生産終了した4車種で不正な加工が確認されました。今後、他の4社にも立ち入り検査が行われる予定です。