ロシア・ウクライナ戦争はいつ終わるか不明だ。当事者は、停戦の機運そのものに反対しているような素振りがある。
しかし停戦ではなく勝利を、といったかけ声は、実は修辞的なものでしかない。たとえばウクライナがロシアの占領地を全て奪還する「勝利」を収めたとしても、ロシア軍の侵攻が止まらなければ、なお戦争は続いていく。
ロシアかウクライナのどちらかの国の国家としての存在の消滅を視野に入れるのでなければ、必ず停戦の際の調停は必要である。そのためのイメージづくりは、怠ることができない。
■
「篠田英朗 国際情勢分析チャンネル」開設!チャンネル登録をお願いします!
「篠田英朗・国際情勢分析チャンネル」が、ニコニコチャンネルプラスで、開設されました。O9GopxS1xH 第1回の放送は、9月9日(月)20時です。登録後に、取り上げてほしいトピックのリクエストや質問の投稿ができるようにもなっています。よろしくお願いいたします。
— 篠田英朗 Hideaki SHINODA (@ShinodaHideaki) September 2, 2024