ハマスは綱領でも、客観的に妥協を許さぬテロ組織といわれることを明記する。実績でも本物のテロ組織。各種の根拠と証拠をもって、米国が公認のテロ団体とした。
そしてテロ戦争。911以前から、米国の専門家は「永遠に終わらない戦い。だが自国防衛で徹底的にやるしかない」と言った。
1つの展開として、卑怯にも人質を取るテロリストをどう扱うか?が争点になる。基本的に米もロシアも同じ。人質を取るテロリストと原則的に交渉はしない。どんな譲歩でも認めない。交渉、譲歩があれば、近い将来、再度人質を取られ、さらに多くの犠牲者が出る可能性が出て来るからだ。再発防止が最重要だ。
しかし、今回は例外的に、イスラとハマスの人質を巡る交渉を認めた。断腸の思いで進めている。米国内の若者、多くの世界世論を受けた結果ともいえる。
いまや、かなり本気度をもって、ガザにおける悲劇を見つつ、もう十分だろうと言わんばかりの動きを露骨に始めた。
さすがのネタニヤフも、バーンズとブリンケンからの情報と説得力をもって、バイデンが強く言えば、ある程度言うことを聞く。
失われる人命が最小限に済むことを祈りつつ、どうなるか、見ものだ。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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