■山田水産、それにしてもノリノリである
山田水産は、大分県佐伯市に本社を構え、鹿児島県志布志市、垂水市、宮城県石巻市などにも事業所を展開。今年で51周年を迎える水産加工食品メーカーなのだ。
そんな歴史があるメーカーが、なぜここまで攻めたデザインを…? と改めて疑問に感じたので、早速こちらの詳細を尋ねてみる。
すると、山田水産の担当者からは「こちらのキャラクターは2021年1月ごろに生まれた『シシャモパワー』というキャラクターです」との回答が。
その誕生経緯については「ししゃもの購入層は『50歳以上』が多いことから、もっと多くの若い世代の方々に ししゃもを召し上がって頂きたい、という思いから生まれました」と説明する。
デザインコンセプトに関しても「若い世代のご家庭で召し上がって頂くことを想定し、まずはお子様に親しみをもってもらうことを一番に考え、『謎の覆面ヒーロー』というコンセプトでデザインしました」とのコメントを寄せてくれた。
実際、ポスト投稿主・耳さんも「娘が小学校で『カルシウムテスト』のような検査をしたところ、『自分のカルシウム摂取量は少ないのでは?』と危機を覚えたようで、『今日からししゃも いっぱい食べる!』と宣言し、今回私が買ってきた…という経緯がありました。とても美味しかったです!」と振り返っており、山田水産のねらいは正しかったのかもしれない。