つまり今後海上自衛隊の公開する情報も信用できない、そう判断されることになるでしょう。
先のブッシュマスター展示の隠蔽もそうですが、防衛省、自衛隊の情報保全は完全に異常です。率直に申し上げて頭がオカシイレベルです。
このような隠蔽が続けば、政治家やメディア、納税者が防衛省の行状や金の使い方を把握し、監視することができなくなります。海上自衛隊では戦史を教えていないのでしょうか。
このような組織防衛のための隠蔽は逆に組織を弱体化させます。組織の襟を正し、内部ではできない改革を外部からの圧力で行うことができなくなるので、組織は自壊に向かいます。
かつての帝国海軍が無謀に大陸で作戦を拡大し、お手盛りで予算を増やして、挙げ句にアメリカにまで戦争を売って負けた原因は、海軍(陸軍も)の組織外からの批判を封殺して夜郎自大に陥ったことが原因です。その意味では海上自衛隊は大日本帝国海軍の正統な後継者です。
防衛省や自衛隊こういう体質を両手を上げて喜んでいるのが中南海と人民解放軍でしょう。なにしろ1元も使わずに、相手が自ら弱体化、自壊への道を歩んでおり、その自覚すらない。こういう組織に予算を増やす必要はないと思います。
財政制度分科会(令和6年10月28日開催)資料 防衛 防衛(参考資料)
■本日の市ヶ谷の噂■ 防衛医大の研究テーマを見ると文科省の科研費と防衛省の課題研究費の2重どりが多いことは皆の周知の公然の秘密。文科省の科研費の応募規定には2重応募は明確に禁止されているのだが、省をまたいだ申請はチャックが働いていないから。清住哲郎防衛医科大学校病院救急部長の研究課題、バーチャル空間を駆使した救急教育の標準化 もそのひとつ、との噂。