放送への意見や苦情を申し立てる機関として、BPO(放送倫理・番組向上機構)が設けられている。しかし、新聞にはない。
デイリースポーツが「斎藤知事 問答無用の疑惑バッシング報道→マスコミ公開の県会議発言が「ワインおねだり」証拠音声テープにされた なすすべなく「辛かった」 県民も違和感と」という長いタイトルの記事を20日に配信した。
証拠音声テープについて報道したのは神戸新聞である。「斎藤知事「ワイン受け取った」音声データ通り、認める 「あくまでPRのつもりだった」」という、これも長い見出しの記事は7月19日配信である。
神戸新聞による7月19日の誹謗中傷記事に斎藤知事は苦情を言えなかった。そして、県知事選挙後に「実は」と話したわけだ。
今年の夏の斎藤バッシング、メディアスクラムは『新聞倫理・記事向上機構』があれば止められたかもしれない。しかし、当時のメディアスクラムへの反省の弁は、どの新聞にも掲載されていない。