いよいよ初めてのフォーミュラカー体験!

 このエクスペリエンスコースは、約30分間体験できるプログラム。乗車前の説明では、車の扱い方やコースレイアウト、旗について丁寧に教えてくれます。この日の講師は、レーシングカート出身で各種フォーミュラや、スーパー耐久、そしてSUPER GTなどでも活躍する古谷悠河選手。試乗は特設パイロンコースを20周ほど楽しめる時間が設けられています。試乗中に、インカム(無線)を通して丁寧にわかりやすく教えてくれるので、初めてのフォーミュラマシンでも安心して運転することができるのがうれしいですね。

モータージャーナリスト修行中のZ世代クルマ好き女子がトムスの本物フォーミュラカーFIA-F4を初体験してきた件
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)

 いざ、マシンに乗り込んでみると、外からみたらとても大きく見えたのに、車幅もわかりやすく視界も意外とよかったので、大きくて運転するのが難しそう......という思いがなくなったことに驚きました。シートは前後に動きましたが、高さなどはバスマットを使用してメカニックに微調整をしていただきます。シートベルトをガッチリと締めてもらい、いざ出発!

モータージャーナリスト修行中のZ世代クルマ好き女子がトムスの本物フォーミュラカーFIA-F4を初体験してきた件
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)

基本はパドルでのシフト操作ですが、3ペダルのため発進はハンクラができないと進めません。ペダルは重く、繋がる場所も奥の方と範囲が狭いので、市販車と感覚が全く異なりました。

モータージャーナリスト修行中のZ世代クルマ好き女子がトムスの本物フォーミュラカーFIA-F4を初体験してきた件
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)

最初の2周は先導車のもとコースを確認しながら走ります。そしてなんと今回の先導車はトムス仕様のトヨタ・スープラ!トムス好きにはたまらない計らいで気分も上がること間違いなし。先導車がピットに戻ったら単独での体験走行がスタート。ストレート区間で3速にいれ、コーナーやクランクでは2速といったパドル操作を楽しめるコース作りがなされているので、マシンを操っているぞ!という楽しい気持ちが沸々と込み上げます。

モータージャーナリスト修行中のZ世代クルマ好き女子がトムスの本物フォーミュラカーFIA-F4を初体験してきた件
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)

1周のタイムは、プロレーサーである講師陣で約25~26秒とのこと。私は35秒台から始まり、インカムで教えていただきながら走行の終わる頃には29.9秒まで成長!20周ほどの短時間の試乗で成長でき、講師の的確なアドバイスに感動しました。

モータージャーナリスト修行中のZ世代クルマ好き女子がトムスの本物フォーミュラカーFIA-F4を初体験してきた件
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)

走行後は、講師のサイン付きの修了証をプレゼント。ゴールド、シルバー、ブロンズの3段階評価が用意されていて、私はなんと「シルバー」をいただくことができました! これは思い出に残ること間違いなし! 

モータージャーナリスト修行中のZ世代クルマ好き女子がトムスの本物フォーミュラカーFIA-F4を初体験してきた件
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)

トムスによる充実した手厚いサポートがあるおかげで、安心して体験できることが大きな魅力。体験をしてみて、私のようなF4マシンに乗ったことのない方でも、体験しやすい環境が整っていると感じました。また、レース観戦が好きな方は、一度体験してみるとまた角度が変わった見方ができ、さらに楽しめそうですね! エクスペリエンスコース以外にも、中級者向けのアドバンスコースなどが用意されており、本誌でご紹介しているので、気になった方は本誌『CAR and DRIVER』(2024年8月号)やトムス公式サイトをチェックしてみてください!

ますますレースにハマりそう・・・もっと勉強するぞ!

今回の取材を通して、フォーミュラカーであるFIA-F4マシンをレーシングカートのように操る面白さや奥深さに触れることができ、案の定「沼」というものにハマってしまいました。試乗体験を通して、フォーミュラマシンの知識やドライビングテクニックなどまだまだだと痛感したので、私の2024年下半期はフォーミュラマシンの勉強シーズンとなることでしょう。

私、瀬イオナの今後については、KYOJO CUPやフォーミュラカーでのレースなどに参加し、ドライビング知識を増やし車の理解を深めること。そして、モータージャーナリストとして試乗会に呼んでいただき、万人にわかりやすくお茶の間に届けることができるようになるのが目標です。

Z世代の“クルマ観”を皆さんに面白くお伝えできるよう、日々努力していきたいと思います。また、ありがたいことに今後レースに参加するお話もいただき、「乗って書く」を実践する機会が増えそうです。これから瀬イオナを見かけることが多くなるように頑張りますので、みなさま温かく見守ってくださると嬉しいです!

モータージャーナリスト修行中のZ世代クルマ好き女子がトムスの本物フォーミュラカーFIA-F4を初体験してきた件
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)