■睡眠の質が改善される
まず一つ目は、広く知られているように肝機能の改善だ。アルコールの摂取は、私たちが思っている以上にさまざまな病気のリスクを高める可能性があるという。
飲酒により肝臓はかなりのダメージを受けるが、30日間禁酒することで再生し、血液の検査値にも大幅な改善が見られるそうだ。
二つ目は睡眠について。良質な睡眠が得られないと頭がボーっとするが、禁酒を続ければ睡眠の質が高まり、ひいては体全体の健康状態の向上にも繋がる。アルコールを摂取しなければ睡眠サイクルが正常化し、翌朝からフレッシュな気分で目覚められるという。
■肝臓だけでなく胃にも影響が
アルコールは高カロリーなうえ、体の新陳代謝を悪くさせる。お酒好きな人に「運動をしても痩せない」と嘆く人が多いのはそのためだ。そこで専門家は三つ目の変化として、体重の減少を挙げている。
さらに四つ目として、飲酒は腹痛や胃酸の逆流を引き起こすことがある。アルコールが胃や食道にもダメージを与えることが分かっており、禁酒で消化器の状態に改善が見られるそうだ。