このような一見観光客を相手にした「ぼったくりビジネス」は大阪だけではなく、どこの観光地にも見られます。
観光地では顧客にリピートしてもらうことを想定していないため、高い値段でアコギなビジネスをしているのです。
しかし、観光客も馬鹿ではありません。最近はSNSなどで情報が短期間で拡散されますから、舐められていることに気付けば、このようなビジネスはすぐに成り立たなくなります。
これからの日本は観光ビジネスが重要な産業となります。インバウンドブームを短期で終わらせることなく、長期的に発展させるためには、来日外国人が「価値>価格」と実感するような商品サービスを提供し続けることが必須です。
せっかく日本にやってきてくれる外国人観光客に1本12,000円のステーキ串のような「インバウンドビジネス」を展開していると、いずれ手痛いしっぺ返しを食らうことになるでしょう。
編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年2月28日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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