第二段は「低所得者への給付金」と「物価高支援」

 これに続く第二段の対策として、物価の高騰に直面している年金生活者や低所得者世帯を支援するために、追加の給付金を提供することが検討される。

物価高から守る「酷暑乗り切り緊急支援」と「年金世帯や低所得者世帯への給付金」
(画像=『BCN+R』より 引用)

 また、地域ごとの具体的な状況に応じて、学校給食費等の保護者負担の軽減などの問題に対処するための支援策も強化される。これには、「重点支援地方創生臨時交付金」の拡充が含まれ、これにより地域のさまざまな分野での物価高騰への対応がきめ細やかに行われる予定である。

 これらの措置がどの程度効果を発揮するかは今後の経済状況と政府の迅速な行動によって左右されるが、現時点では政府の意志と対応の速さが試されている。

 現政権は、言動が一致せず、いつの間にか改悪された別物に挿げ替えてしまうことが多い。この二段構えをはじめ、憲法改正も多くの国民が望んでいる本丸部分の改正かどうかなど、国民が関心を示し、注視していく必要がある。(堀田経営コンサルタント事務所・堀田泰希)

■Profile
堀田泰希
1962年生まれ。大手家電量販企業に幹部職として勤務。2007年11月、堀田経営コンサルティング事務所を個人創業。大手家電メーカー、専門メーカー、家電量販企業で実施している社内研修はその実戦的内容から評価が高い。

提供元・BCN+R

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