さて、ひろの2023年は悔いがないのはなぜか、といえば私はストイックな性格もあるのですが、人生後半になった今、元気なうちに出来るだけのことをして常に自分の20年先を考えた人生設計を心がけているのです。

もしかすると病気になるかもしれない、足腰が動かず、行動も限定されるかもしれない、うまいものがうまいと思わなくなるかもしれない、ラーメンの大盛りが食べられなくなるかもしれない…などを考えながら今のうちにやりたいことを前倒しでやっておきたいのです。なので、私の日々は必然的に密度が高くなり、暇にさせてもらえません。

そこでどうしたか、といえば「選ぶ」のです。スケジュールは重なることが多く、取捨選択せざるを得ません。その基準は「最優先は新しい人と会う」です。普通は逆ですね。仲の良い方の誘いを優先しますが、私は出会いのチャンスは一度しかないと考えています。

おかげで今年は様々な方とお会いしました。名刺に連絡先が書いていないような凄い方とも会食しました。アメリカでの4日間のセミナーは超圧巻で縛られてムチにろうそく状態のような刺激を頂きました。今年は長年のプランだった教育について遂に踏み込んだ年となり、2度ほど大学で話をすることが出来ました。特にその1回は日本最高峰の一つの大学のクラスで1時間半の講義と質疑をさせて頂く機会を頂戴し、今年のというより、人生最高の経験となりました。

まだまだいくらでもあります。ですが、大事なのはそこではないのです。基本のライフ、ブログを書き、書を読み、運動をし、山に登り、自転車に乗るという行為を平年以上に行ったのです。私は読んだ本は全部記録がありますし、運動の記録もアプリに詳細に入っています。忙しいことにかまけるのではなく、忙しいからこそ自分の基礎となるライフへのコミットメントはいつも以上にやってきました。

何が楽しくてそこまでさせるのか、と聞かれたこともあります。答えは後悔のない人生です。この世に生きるチャンスを頂いた以上、それをどう使うかは個人の自由。私は最大限「使い倒したい」ということです。だから私は2023年に限らず、この世に生命を頂戴した時から悔いはありません。

2024年も自分の質を上げ続けていきたいと思っています。

読者の皆様、今年もお付き合い頂きありがとうございました。毎日コメント欄を全部読ませて頂き、そこから頂く刺激も私にはエキスになりました。いろいろな意見を交わすことで自分の考えに凝り固まらない良いおクスリとなりました。2024年が皆さまにとって素晴らしい年になりますように。

では今年はこのぐらいで。

編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2023年12月31日の記事より転載させていただきました。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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