黒坂岳央です。
情報化社会の現代において、最も人生に影響を与える要素は「情報」で間違いないだろう。人生の生き方を一変させる情報もあるし、人との出会いとはすなわち情報との出会いと解釈することも可能だろう。
だが現代人は情報の重要性を頭では理解しつつも、時には耳が痛い自分を成長、変化をさせてくれる類の情報を自らシャットアウトし、その逆に見る必要がない、いたずらに心を傷つけて終わる情報を積極的に見に行くということをしてしまいがちだ。
本稿では見る勇気と見ない勇気に分類して違いや重要性を考察したい。
見る勇気本音では目を覆いたいが、現実を直視することで人生が開かれることはよくある。その時に必要なのが「見る勇気」である。
たとえば自分が追求してきたビジネスプロフェッショナルの夢が、AIや国際競争の台頭などで未来の市場の存在が危ぶまれると感じた場合、勇気を持ってその現実に向き合って磨くべきビジネススキルの変更を余儀なくされるかもしれない。
筆者の場合はまさにこれを経験済で、サラリーマンの世界でビジネスプロフェッショナルになることを目指して、土日に資格取得するスクールなどにも通って巨費を投じた。だが「この先に自分の求める未来はない」と感じて思い切って独立へ舵切りをした。自分がずっと追い続けた夢を捨てるのは非常に辛いが、後から考えて思い切って変更してよかったと思っている。
自分の人生の方向性を決めてしまうような局面では、瞬間的に心が痛いと感じることでも現実を見る勇気が必要である。