ディズニーに限らず著作権の延長には大人の事情がいろいろあったようです。
なんで、著作権を20年延長なんてことを必死にやっているかというとだな、莫大な金を生み出すミッキーマウスの著作権がもうすぐ切れるから、ディズニーとアメリカ政府がゴリ押ししてんのよ。ぶっちゃけ、三島由紀夫の著作権が伸びようがどうか、ぜんぜん関係ない。 Zuo9IIFr3
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) February 10, 2018
日本もアメリカの厚かましさを見習えと言う意見も。
アメリカはミッキーマウスの著作権が切れそうになると著作権の期限を何度も延長しています。エゴイズムとも言えますが、それだけコンテンツ・メディア産業保護に熱心だともいえます。日本は余りにも無関心で、みすみす巨額の損失を放置しています。調査するくらいしてはどうでしょうか。
— 有馬哲夫 (@TetsuoArima) December 17, 2021
一方で、今回の利用方法からパブリックドメイン化に疑問の声もあります。
初代ミッキーマウスがパブリックドメインになったという事で、早速低予算低俗ホラームービーとかがアナウンスされてるけど、ああいうの見るとエンタメ系の著作権は失効させる必要あるの?という気になりますね。
— kame (@kameoncloud) January 5, 2024
ミッキーの生みの親はウォルト・ディズニー氏ではなくアブ・アイワークス氏というアニメーターの人だといわれていますが、こちらの権利はどうなっていたのでしょうか。アイワークス氏はディズニー氏のアニメ制作のやり方に不満を感じ業績に対する正当な報酬が得られていないとも感じていたそうです。(写真はディズニー氏)
ミッキーマウスの生みの親はウォルトではなくアブ・アイワークスというアニメーター
初代ミッキーマウス、米で著作権切れ ホラーゲーム広告も早速公開#YahooニュースSKMtNl
— JohnConnor🇯🇵プロフェッサーX (@John2Maza) January 2, 2024
煩雑な権利問題を解決する手段としてパブリック・ドメインは有益なのだそうです。ミッキーは「商標権」や「知的財産権」で保護できるので、著作権の所在が不明な「孤児著作物」を人為的に大量発生させただけだと言う批判も生まれていました。
古典漫画映画、ディズニーのように著作権帰属元の組織が現存している場合はまだわかりやすいけど、そうではない作品も数多くあり、煩雑な権利問題から歴史の片隅に埋もれてしまった作品も少なくないので、そういった問題を解決する手段としてパブリック・ドメインは有益なのだ……。
— かねひさ和哉 (@kane_hisa) January 3, 2024
ちなみに、冒頭の記事によると、映画に関してはホラー作品はたとえ超低予算であっても大きな利益を生む可能性があるのでこういった企画の定石だそうです。
ミッキーにしろプーさんにしろ著作権切れになったらホラー化というのは、アチャラの人もあまり頭はよくないのか。アメリカ映画のアイデアの豊富さとザッパなくせに痒いところに手が届く構成に敬意を抱いてたのに。
「ミッキーマウス」ホラー映画2本の制作が立て続けに発表 SWtTDThj
— 芦辺 拓 (@ashibetaku) January 5, 2024
この作品(「蒸気船ウィリー」(1928年))以外のミッキーの著作権はありますし、「商標権」や「知的財産権」もあるのでくれぐれもご利用にはお気をつけください。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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