大学時代に就職活動をしている時、都市銀行と総合商社には行くのをやめようと思いました。メーカーのように、新しい付加価値を創造しているのではなく、どちらも単に左から右にお金や商品を横流しするだけでお金儲けをしているように見えたからです。
社会人になってわかった事は、例え優れた製品があったとしても、それを必要な人に届けることができなければ価値はないということでした。
安価に飲料水を製造できる機械があったとしても、それを砂漠に住む人に渡せるかどうかが重要なのです。
必要な商品を必要な場所に届ける。その役割を担うのが総合商社だと気が付きました。
最終的に就職先は信託銀行を選びました。これは、不動産業務をやってみたいと思ったからでしたが、2年目からディーリングルームで為替や証券の資産運用業務を担当しました。