「海千山千」の由来
では「海千山千」とはどこから来た言葉なのでしょうか。
ここからは「海千山千」の由来を解説します。
海に千年、山に千年で「海千山千」
「海千山千」は「海に千年、山に千年」という言葉の略語となります。
もともとは中国で生まれた言葉から来た表現となっています。
その昔、中国には「蛇が海に千年、山に千年住むと竜になる」との言い伝えがあったそうです。
そこから転じて、日本ではいくつもの経験を通して裏も表も知った人を「海千山千」と表現するようになりました。
現に刑事ドラマなどで「あの人は海千山千の警部……本部のことはなんでも知っている」というような表現も見られます。
ただ、もともとは蛇が龍になるという伝承から来た言葉なので、必ずしもずる賢い意味だけで使用するとは限りません。