その後、三ツ岩、トリカブト、白浜、平岩と南岸を移動しながら探っていく。白浜を除けば、岸からすぐに急深なカケアガリの地形が続いており、ブラウントラウトやイワナなどの居着きの魚の実績が高いポイントだ。
少ないながらもアタリはあるがものの、なかなかフッキングに至らない状況が続いていたが、平岩で待望のヒット。底へ底へと突っ込む引きに、時間をかけて浮かせてくると、46cmのイワナ。これもいい魚体だ。
イワナをキャッチ(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)
50cm弱のブラウントラウトを手中
さらに、ムジナの窪まで移動して水深20mほどの底層を探っていくと、モゾモゾッとするアタリ。1度はフッキングしないと思ったが、追い食いしてきてガツンとヒット。深場のブラウン特有のアタリだ。
慎重に浮かせてくると、真っ黄色なきれいなブラウン。魚体には惚れ惚れだが、これは狙いの50cm超に少し足りない49.5cmだった。
この時点で12時を過ぎていたので、釣りを続けながら元箱根へと戻ることにする。
50cm目前のブラウントラウト(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)
54cmのブラックバスをキャッチ
平岩から白浜へと入り、水深12mほどの底層をデッドスローで引いてくると、待望の重量級のアタリ。ジジジとドラグが鳴り止まない。ヒット直後は大型のブラウンかと思ったが、引きが違う。
上がってきたのは、54cmのブラックバス。マス狙いの私にとっては、今年最大のバスだ。バスマンに大型のニジマスがヒットし、トラウトファンに大型バスが釣れるのも芦ノ湖だ。釣りは自然との闘い、釣り人の思い通りにはいかない。
54cmのブラックバスも釣れた(提供:週刊つりニュース関東版APC・藤崎信也)
最終釣果
当日は、その後に大島周辺で中型のニジマスを追釣して納竿。釣果は、36~ 49.5cmを5尾。数・型ともに不満の釣行となったが、ネイティブな魚に遊んでもらい満足。