携帯キャリアと銀行口座、証券口座のまとめ意向でも「楽天」がダントツのトップ
最後に、各キャリアのユーザーに「メインで使っている携帯電話会社と証券や銀行などのサービスをまとめたいか」というまとめ意向を尋ねています。
携帯キャリアと銀行口座のまとめ意向では、「楽天モバイル」ユーザーが最もまとめ意向が高く、「すでに利用している」の53%、「まとめたい」「ややまとめたい」のそれぞれ4%を合わせた61%が「まとめたい」と回答しています。
「ソフトバンク」と「au」のまとめ意向はほぼ横並びで、「ソフトバンク」が30%、「au」が29%、「ドコモ」は唯一「すでに利用している」という回答がなく、まとめ意向も18%と、4社の中で最も低くなっています。
証券口座のまとめ意向でも「楽天モバイル」がダントツのトップに。「すでに利用している」の32%、「まとめたい」「ややまとめたい」のそれぞれ3%を合わせた38%が「まとめたい」と回答しています。他の3社はほぼ横並びで、「au」「ソフトバンク」「ドコモ」共にまとめ意向は14%でした。
銀行、証券のクロスユース率の高さでは前年調査に引き続き、楽天モバイルの強さが目立つ結果となりました。口座開設によるポイント付与や自社サービスの利用者への本人確認の簡素化など、モバイルサービスと金融サービスをダイレクトにつなぐ施策が功を奏しているようです。
しかし、他の3社も新たなサービスでユーザーの囲い込みを図っています。ドコモは2024年1月からマネックスグループ「マネックス証券」と業務提携を開始しており、「eximoポイ活」プランに加入していると、マネックス証券でdカードGOLDのクレカ積み立ての還元率がアップ。「ソフトバンク」グループでは2024年9月分から給与デジタル払いに対応し、金融業界の注目を集めています。また、「au」は「auマネ活プラン」に加え、auショップでの金融知識を学べる「マネ活セミナー」を開催するなどして自社ユーザーのさらなる取り込みを図っています。
クロスユース率をアップさせるために、今後もさらなるサービスが拡大されていく可能性もあるかもしれません。携帯キャリアと金融サービスをまとめたいと考えている人は、今回の調査結果を参考に、今後の各社の動向に注目してみてはいかがでしょうか。
出典元:【MM総研】
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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