すると、ボトムからの巻き始めでようやくハリに掛かってくれた…と思った途端にファイトタイム4秒でフックアウト。キーッとなりながらそのまま巻き続けると、中層でコツコツ。そのまま巻き続けると、ようやくティップが絞り込まれた。
浅場のタイラバは、ファイトがとにかくスリリング。小さくてもマダイの首振りがダイレクトに伝わるので、ハリが外れそうで怖いのだ。慌てず騒がず巻き続け、浮上したのはこの時期では良型の45cm。息をのむほどに美しいピンク色の魚体に見とれてしまう。
ここから朝のラッシュ開始。ショートバイトやバラシの嵐だが、少しずつ確実に数を伸ばしていく。25cm以下は全てリリースし、朝の時合いで手にしたのは27~45cmを6匹。バイトは実にこの3倍以上はあった。
こちらも食べごろのマダイをゲット(提供:週刊つりニュース中部版 稲沢市・谷川 智)
幻のシロアマダイ狙い
アタリが止まったところで、船長が移動を告げる。次は20分ほど走った25~30mライン。船長は何も言わなかったが、出口さんは「シロアマやな」とぼそり。そう、鳥羽沖ではあの幻のシロアマダイを狙って釣れるエリアがあるのだ。
やはり皆さん、徹底的にボトム狙い。井谷さんも「3m以上は上げない」と宣言している。私もシンカーを100gに替えて、ボトムから5巻きまでを集中攻撃。そんななかトモの永村さんは、エソの猛攻にさらされて悲鳴を上げている。
イトヨリもヒット(提供:週刊つりニュース中部版 稲沢市・谷川 智)
途中でホウボウのコロニーに当たって連発、そしてガンゾウビラメも連発してイケスがどんどんにぎやかになっていく。
出口さんに良型ガンゾウビラメ(提供:週刊つりニュース中部版 稲沢市・谷川 智)
巨大シロアマダイ53cm登場
小型のシロアマダイがポロポロッと釣れた後、井谷さんの電動タックルがうなりを上げた。ラインがズルズル引き出されて、この日一番のファイトが展開される。
ロッドがひん曲がり特大魚が浮上(提供:週刊つりニュース中部版 稲沢市・谷川 智)