安価な携帯電話料金が魅力的な「MVNO」。実際に利用する人はどの程度いるのでしょうか。以前から増加しているのか、また利用率の高いサービスは何なのかも気になるところです。そこで今回は、「2024年9月MVNOのシェア・満足度調査」をご紹介します。

MVNOの契約は9.3%! 2022年9月から減少傾向に

メインスマホで選ばれるMVNO(格安SIM)総合満足度トップは『日本通信SIM』に【MMD研究所調べ】
MVNOの契約者は減少傾向に(「MMD研究所」調べ)(画像=『オトナライフ』より 引用)

MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所では、「2024年9月MVNOのシェア・満足度調査」を実施。まずはじめに18歳~69歳の男女40000人のうち、通信契約しているスマートフォンを所有している36509人を対象に「メインで利用しているスマートフォンの通信サービス」を尋ねました。

その結果、「MVNO」を契約している割合は9.3%で、2024年2月の調査結果の9.6%から0.3ポイント減少していることが判明。2022年9月から減少傾向にあることもわかっています。

メインスマホで選ばれるMVNO(格安SIM)総合満足度トップは『日本通信SIM』に【MMD研究所調べ】
契約サービスは「OCN モバイル ONE」がもっとも多い(「MMD研究所」調べ)(画像=『オトナライフ』より 引用)

次に、メイン利用のスマートフォンでMVNOを契約している3403人を対象に、契約サービスを尋ねると、17.0%の「OCN モバイル ONE」がもっとも多い結果になりました。2位以下は「mineo」の14.5%、「IIJmio」の13.6%と続いています。

利用率は「J:COM MOBILE」が増加、「楽天モバイル(MVNO)」が低下する結果に

メインスマホで選ばれるMVNO(格安SIM)総合満足度トップは『日本通信SIM』に【MMD研究所調べ】
前回調査から利用率がもっとも増加したのは「J:COM MOBILE」、もっとも低下したのは「楽天モバイル(MVNO)」(「MMD研究所」調べ)(画像=『オトナライフ』より 引用)

続いて「MVNO」7サービスの割合の推移を調査すると、前回調査(2024年2月実施)からもっとも増加したのは「J:COM MOBILE」の1.8ポイント増でした。また、「IIJmio」も1.4ポイント、「mineo」も1.2ポイントで、それぞれ1ポイント以上増加しています。

一方、前回調査から利用率がもっとも低下したのは、新規契約を停止している「楽天モバイル(MVNO)」で-5.5ポイントでした。また、利用率の割合がもっとも高い「OCN モバイル ONE」も-1.9ポイントという結果に。「J:COM MOBILE」や「IIJmio」の勢いに押され気味な印象を受けます。