大卒ルーキーのFW碓井聖生は、183センチの長身でポストプレーや得点力を持ち合わせているJ3屈指の万能型FW。プロ1年目ながらここまで8ゴールを記録している。今年2月18日に行われたツエーゲン金沢(J3)の新スタジアム『金沢ゴーゴーカレースタジアム』オープニングマッチで2ゴールをマークし、強烈なインパクトを残した。前述のMF安光と同様、富山がJ2昇格を逃すようなことがあれば、獲得に手を挙げるクラブは多くなりそうだ。
- 生年月日:2001年7月20日(23歳)
- 今季ここまでの個人成績:37試合出場8ゴール2アシスト
FW藤岡浩介(FC岐阜)
現在16得点でJ3リーグのゴールランキング2位に位置しているFW藤岡浩介。直近の4年間で2桁ゴールを3度記録しており、J3屈指の点取り屋である。藤岡の長所は絶妙なポジショニングと高い決定力。攻撃のプレーヤーでありながら、視野の広さを生かし周りを上手く使う点でも優れている。山口県下関市出身の藤岡の活躍には、レノファ山口をはじめストライカーを欲しているJ2クラブも目を付けている可能性が高い。前節でJ2昇格プレーオフ圏進出の可能性が断たれたFC岐阜。いよいよ藤岡の個人昇格が現実味を帯びてきた。
- 生年月日:1994年8月13日(30歳)
- 今季ここまでの個人成績:35試合出場17ゴール4アシスト
ここで紹介した選手の所属クラブがJ2に昇格するか否かで選手個人の動向も変わってくるだろう。8選手の中でも特にDF市原吏音(大宮)、MF菊井悠介(松本)の2選手はすでにJ1や海外クラブから目をつけられている可能性があり、いきなりの海外移籍も十二分に考えられる。